中学受験を考えて勉強していたけれど、5年生になって辞める人が多い、こんな話を耳にすることが多くあります。
とにかくやってみようと始めた受験勉強。実際に続けてみると、いろいろな問題が見えてきます。
辞めてしまう前に、もう一度冷静に原因を分析してしましょう。
乗り越えていける道が見つかるかもしれません。
中学受験において、5年生で辞める人が多くなる理由
学習負担の増加
中学受験に合格するためには、小学校時代に学習したこと以上の知識や技能が必要になります。5年生になると、学習内容がより難しくなり、同時に量も増えてきます。そのため、学習負担が増加することで、疲れやストレスがたまり、やる気を失ってしまうことがあると考えられます。
趣味や遊びを取り上げられることへの反発
中学受験に向けた学習を優先することで、趣味や遊びの時間が減りがちとなります。そのことが原因となり、子供たちがやる気を失ってしまうことがあります。
競争意識の高まり
中学受験は、競争の厳しい世界です。5年生になると、クラスメイトや友達など、周囲の人々との差を感じることが多くなります。そのため、周りと比較して成績が低迷し、やる気を失ってしまうことがあると考えられます。
特に塾に通っている子供が5年生になって辞めたくなる理由
疲れやストレスの蓄積
中学受験に向けた学習は、小学校の学習内容以上の難易度であるため、疲れやストレスがたまりやすくなっています。特に、塾に通っている場合は、放課後や週末にも学習が続くため、疲れやストレスの蓄積がいっそう起こりやすくなります。
時間的な負担の増加
学校での学習に加え、塾などに通い中学受験に向けた学習を行うため、時間的な負担が増加します。これによって、趣味や遊びの時間が減り、やる気を失ってしまいがちです。
成績が伸びない
5年生になると、進路に関する情報が入ってきます。中学受験に向けたテストなどを受けることで、成績が明らかとなり、思うような結果とならないことも。自信を失い、やる気を無くしてしまうことが多くあります。
家庭環境の変化
子供たちが中学受験に向けて学習を続けるためには、家庭のサポートが欠かせません。しかし、家庭のサポートが十分でなく塾に通う時間や精神的なサポートが受けられない場合、子供たちのやる気が低下してしまうことがあります。
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やる気を持続させるためには、どうしたらいいか
疲れやストレスをうまく乗り越える方法
適切な休息時間の確保
学習時間だけでなく、休息時間もたっぷりと確保することが重要です。集中力を維持するためには、十分な睡眠や、適度な運動、余暇の時間を確保することが必要です。
達成感の得られる目標設定
目標達成のための計画を立てることで、やる気を維持し、達成感を得ることができます。小さな目標を設定し、それを達成するためのスケジュールを立てることで、目的に向かって少しずつ前進していく経験を重ねていくことが大切です。
目標設定の分割
大きな課題を設定するのではなく、課題は小さく分割することで、取り組みやすくなります。一度に多くのことをやろうとせず、少しずつ進めていくことで、ストレスを軽減するようにしましょう。
自信を持つ
小さなことに一喜一憂せず、ゆったりとした気持ちで学習を続けていけるようにすることが大切です。自分の成果を自分で認め、周りも認めることで、やる気を維持することができます。
周りのサポートの活用
家族や友人、塾の先生など、周囲が上手にサポートすることが大切です。話を聞いたり、協力したりすることで、ストレスを軽減することができます。
時間的な負担の増加を乗り越える方法
スケジュール管理
時間をうまく使うために、スケジュール管理が大切です。時間割を作成し、予定を決めることで、計画的に時間を使うことができます。
優先順位をつける
やるべきことが多くなる場合は、優先順位をつけることが大切です。重要なものを優先して取り組むことで、時間的な負担を軽減することができます。
集中力の向上
効率的に時間を使うために、集中力を高めることが大切です。勉強や作業に取り組む前に、簡単な運動や休息をとることで、集中力を向上させることができます。
短い休憩をとる
長い時間勉強を続けるのではなく、短い休憩をはさんで勉強を続けることが大切です。10分程度の休憩をとり、リフレッシュすることで、疲れを軽減し、また、集中することができます。
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成績の伸び悩みを乗り越える方法
将来的な目標を考えてみる
受験について考える前に、自分の将来の目標を考えてみることも大切です。その目標に向けて進むための最初の一歩として考えて冷静に受けとめ、焦る気持ちをおさえましょう。
長所にフォーカスする
成績の変化について悩む場合は、自分の得意な科目に目を向けることも大切です。得意とする分野を見つけ、それを伸ばすことで自信を持ち、成績が向上していきます。
肯定的な考え方をする
成績の評価を目にして弱点や課題を見つけたとしても、それをことさら悲観的に考えるのではなく、改善のために取り組む箇所が見つかったとポジティブに考えるようにしましょう。
他者と比較しない
他者と比較することは、ストレスを増やす原因となります。それよりは、これまでの自分の成績との比較に目を向け、自分の成長や進歩を見つけることで、自信を持つようにしていきましょう。
以上の方法を実践することで、成績の悪化等の変化を冷静に受けとめ、次に繋げていくことが大切です。
中学受験 5年生 6年生のスケジュール
5年生のスケジュール
・中学受験の基礎となる学力を定着させるため、学校の勉強に加え、算数・国語・英語などの基礎学力を身につける。
・塾や学習塾に通い始める。
・模試や小テストを受けることで、現在の学力を把握する。
・自分自身の進路に関心を持ち、目標校や将来の進路について考える。
・読書や筆記、自由研究などを通じて、自己表現力を養う。
6年生のスケジュール
・小学校の学習の定着と合わせて、中学受験に必要な学力を身につける。
・塾や学習塾での勉強時間を増やし、適度な運動や趣味にも時間を使い、ストレスをためないようにする。
・模試や小テストを受けることで、現在の学力を把握する。
・目標校の入試要件や志望理由を深く考え、志望校に合わせた学習計画を立てる。
・受験勉強に関する情報を収集し、自分で情報をまとめる習慣をつくる。
中学受験を辞める決断
中学受験を続けるべきか、辞めるべきかを決めるのは、個人の状況や目標、希望する進路によって異なります。しかし、以下のような場合には、中学受験を辞めることを考える必要があるかもしれません。
健康面で問題がある場合
中学受験は長期的な勉強が必要であり、健康的な生活習慣を維持することが重要です。もし、受験勉強によって健康面に問題が生じてしまった場合には、中学受験を辞めることを検討する必要があります。
学力の伸びなやみが長らく続いている場合
長期的な中学受験勉強は、子供にとって負担が大きく、学力の伸びに限界がある場合があります。もし、継続的な勉強にもかかわらず学力が長期間伸びなやんでいる場合には、中学受験を辞めることを検討する必要があります。
子供自身が受験を望まない場合
中学受験は子供自身が望んでいることでなければ、長期的な勉強に耐えることが難しいかもしれません。もし、子供自身が中学受験を望まない場合には、無理に続けさせることは避け、別の進路を探ることが大切です。
中学受験を辞める際に注意すること
目的や目標を再確認すること
中学受験を辞める前に、目的や目標を再確認することが大切です。どのような進路を目指すのか、中学受験を辞めた後にどのような勉強をするのか、などを考えておくようにしましょう。
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